年末調整の電子化、税務署への承認申請は今月中に
今年の年末調整から始まる電子化ですが、まずは給与の支払い者側で手続きが必要です。
「源泉徴収に関する申告書に記載すべき事項の電磁的方法による提供の承認申請書」という書類を税務署に提出し、承認を得る必要があるのです。書類はこちら↓
源泉徴収に関する申告書に記載すべき事項の電磁的方法による提供の承認申請書(PDF/165KB)
この申請書を提出した月の翌月末日までに税務署長から承認又は承認しないことの決定の通知がなければ、この申請書を提出した月の翌月末日に承認があったものとされるので、10月中に提出すれば11月末に承認、11月中に提出すれば12月末に承認となります。
もし今年の年末調整で従業員から電子データで提出したいと言われた場合には、この承認を受けている必要がある訳ですね。
年末調整手続き自体は12月に行うことがほとんどですので、11月末に承認を受けておけば12月には電子データで従業員から申告書データを受け付けることが出来ることになります。
その場合の提出期限は10月末になるので、今月中に手続きが必要なんですね。
電子化で簡単になるかどうかは試してみなければわかりません。そのための土台として承認申請は必須です。チャレンジしようかなと思われる場合は是非とも提出を検討下さい。