タイヤ交換 → ビジネスを考える

 ちょっと前にうちの車のタイヤに結構太いボルトが刺さり、近くのイエローハットさんに駆け込んでパンク修理してもらいました。

 次の車検までの1年半くらいだったらタイヤのすり減り具合から見てまあ大丈夫でしょう、と店員さんが言っていたのでタイヤ交換はしないでおくことにしたんですが、嫁さんがやっぱり不安だからと替えることを所望。再度イエローハットさんに行って見積もりしてもらったんですね。

 で、写真のタイヤをお勧めされたんですが工賃・処分料などなど含めて10万円超のお値段。一旦保留してもらいました。

 もうちょっと安くならんもんかなとネットを検索。そういえば昔調べたことあるよな~と思いながら検索結果をみると、検索したことのあるショップが尼崎市内にあるではないですか!

 それがこちら、「パーツショップウェーブ」さん!

 試しにイエローハットさんとおんなじ商品をカートに入れてみたらなんと半額以下!

 Googleの口コミも良好だし、問題なさそうなんでこちらでお世話になろうと決断。

 で、今日は朝からタイヤ交換に。月曜日の朝一番、9時からの予約でしたが同じ時間で私含めて3台。30分程度で交換完了。

 新品のタイヤなんで安心して運転できました。

 

 さてここからは考察です。

 イエローハットさんとパーツショップウェーブさん、これほどの価格差が出るのはなぜなんでしょう?

 上場企業で国内に738店舗(2020年3月末時点)と規模の大きい、知名度も高いイエローハットさんは、タイヤだけでなくカー用品全般に亘って数多くの在庫を抱えています。従業員さんも多い。また、テレビCMなどの広告媒体にもお金をかけています。公表されている粗利は40.1%。

 対するパーツショップウェーブさんは在庫を持たず受注があればメーカーに発注する方式。従業員さんも多分それほど多くない。インターネットで検索した人や口コミで知った人が商売相手。価格ドットコムに登録してるし、楽天にもショップを持つ。広告媒体にはあまりお金はかけていない。タイヤの販売価格からみて粗利はそれほど高くない。仕入れ値にチョット載せている程度かな?

 販売窓口として実店舗を持つ方式と、実店舗を持たずインターネット上の店舗だけで勝負する方式。一般消費者全般を商売相手とする方式と、インターネットの利用者かつ阪神間の近隣のお客さんを相手にする方式。カー用品全般を取り扱う方式と、タイヤに商品を絞る方式。さらには商品販売での利益を重視する方式と、作業工賃での利益を重視する方式。これらの違いが見て取れます。(調べてみると楽天のショップではタイヤだけではないようですが…)

 パーツショップウェーブさんはインターネットで検索する人の心理を読み切った戦略をとられているように感じます。そしてそれをお客さんが途切れないようになるところまで突き詰めてきたのではないでしょうか。価格ドットコムの評価、Googleの口コミからみてここなら大丈夫と思えるお店です。顧問先さんでも何でもないんで数値面は全く何も見えていませんが、数年前に見たホームページからそれほど変わっていないようですのでしっかり練り込まれたビジネスモデルなんでしょう。感心しました。

 つらつらと書いてきましたが、道具は使ってなんぼやな~っていうのが一番の感想です。インターネットのおかげで安くて良い買い物ができました。嫁さんにも喜んでもらいました。あと、価格ドットコムすごいですね。タイヤの値段まで比較できるとは思いませんでしたよ。それと通販でタイヤを買うこともできるんですね~。タイヤ交換一つでいろいろ勉強になりました!

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