税理士事務所向けM&Aセミナーに参加して。

昨日参加したセミナーなんですが、内容は税理士事務所は今後小規模企業のM&Aに積極的にかかわっていきましょう、というものでした。

 

実際に成果を出されている税理士事務所の先生が講師だったんですが、国の方針や成約事例などを大変分かりやすく説明頂きました。

 

M&Aの手数料相場って2000万円~と一般的には言われています。不動産のような流通の仕組みが出来ている訳ではなく、専門にしている会社が人の手で情報を集め、売り手と買い手をマッチングさせていくのでコストが掛かるのです。当然手数料とは別に本体価格が必要となる訳ですからそこそこの企業規模・利益規模のある会社でないと支払うことが難しいのです。

 

で、これから活性化していこうと国が考えているのがネットを介したM&A。高額な手数料は中小零細企業には支払えない、人手をかけれない、だから人手をかけずにネットを介してマッチングをできるようにして手数料を安くしようということですね。これによって中小零細企業まで含めたM&A市場の活性化を狙い、事業引継ぎ件数を増加させようということのようです。セミナーでも年商1億円未満の企業はネットを利用していただくと話をされていました。

 

10月1日には経済産業省がプレスリリースで「事業引継ぎ支援センターと連携する民間M&Aプラットフォーマーを発表します」というものを出しています。

https://www.meti.go.jp/press/2020/10/20201001003/20201001003.html

 

国の要求する条件をクリアした下の3社と、今後連携していくとのことです。

株式会社トランビ(「TRANBI(トランビ)」運営)

株式会社バトンズ(「Batonz(バトンズ)」運営)

ビジョナル・インキュベーション株式会社(「ビズリーチ・サクシード」運営)

 

後継者不在で将来会社を畳もうと考えている企業さん、一度上記3社のホームページを見てみてはいかがでしょうか?もしかしたらあなたの会社を欲しいと思う人がいるかもしれませんよ。